いつからか、頑張っていない自分が怖くて、休んでいると罪悪感を抱くようになっていた。
社会に出てからだろうか。
よーいドンで競争してるわけじゃないのに、なんだか「遅れ」を感じてしまうのだ。
部屋の隅で、ぐでっと眠っている猫を羨ましく思いながら静かな部屋で悶々としていたとき、ふと自分の鼓動が聞こえた。
今、わたしの心臓は脈打って、酸素を巡らせている。
わたしを作っている細胞たちは、ずっと働いてくれてるんだなぁ。
頑張れるわたしを作るのは、わたししかいない。
そう考えると、たまにはゆっくり休んでもいいか、なんて思えた。
わたしの中のわたしは、年中無休で頑張ってくれてるんだからね。
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