ていねい書店

ぬくぬく
まちがいさがしより、ちがいさがし。

ファミレスで注文をして、料理を待っている間。
テーブルの隅に置いてある「まちがいさがし」が、まだ幼かった私の、手持無沙汰な時間を解消してくれていた。

でも、ふと最近思ったことがある。

「これって、どっちが“間違い”なんだろう・・・?」

服の柄が違うとか、持っているアイテムの大きさが違うとか、“違い”はたしかに、たくさんある。

だけど、大人になった私の心は
「どっちもいいじゃないか!」と叫んでしまう。

私たち人間も、動物も、自然も。
みんなそれぞれ“違い”をもってる。

ときには、何かを正としたり
優劣をつけなくちゃいけないときもあるけれど

“間違い”を見つけようとするよりも
“違い”を楽しめる自分でいたい。

言葉:榎本ひより
イラスト:大久保惠夢

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奇跡の上に、立っている。
速度には、気持ちが隠れてる。
大切だから、そっと手放す。
白黒ではなく、心地よさ。
誰かに照らされる、そんな輝き方もある。